· 

腰痛と性格 ~整体から見た身体と心の関係~

性格

腰が痛いのは腰だけの問題でしょうか?

「腰が痛いから腰を揉む」

 

これは一般的には自然な考え方かもしれません。

 

しかし整体では、腰だけを見て腰痛を考えることはあまりありません。

 

身体は一つにつながっています。

 

そして身体だけでなく、心の状態もまた身体にあらわれると考えています。

 

私は長年整体をしていて、

  • 頑張りすぎる人
  • 我慢する人
  • 責任感が強い人
  • 人に頼るのが苦手な人

こんな人ほど腰に力が入りやすいと感じています。

 

もちろん全員ではありません。

 

ですが、腰の状態とその人の生き方には不思議なくらい共通点が見えることがあります。

 

 

腰は「踏ん張る力」があらわれる場所

整体では腰を単なる骨や筋肉として見ません。

 

腰にはその人の生きる力や踏ん張る力があらわれると考えています。

 

たとえば、

仕事でも家庭でも頑張り続けている人。

 

本当は疲れているのに休めない人。

 

誰にも弱音を吐けない人。

 

そうした人の身体をみると、腰や骨盤周辺に独特の緊張を感じることがあります。

 

身体は正直です。

 

頭では平気だと思っていても、身体は先にサインを出していることがあります。

 

腰痛は単なる故障ではなく、

「少し休みませんか」

という身体からの声なのかもしれません。

 

 

氣の流れが滞ると身体は重くなる

整体では昔から「氣」という考え方があります。

 

目には見えません。

 

数値として測れるものでもありません。

 

しかし施術を続けていると、

元気な人と元気のない人では身体の雰囲気がまったく違うことに気づきます。

 

身体に勢いがある人。

 

呼吸が深い人。

 

声に力がある人。

 

逆に疲れ切っている人は、身体全体の動きが重くなっています。

 

腰痛だけではありません。

 

肩こりや首こりも同じです。

 

氣の流れが滞ると身体は硬くなり、動きも小さくなります。

 

整体では、その滞りを整えて身体本来の働きを引き出していきます。

 

 

技術だけでは変えられないものもある

整体の技術によって身体の変化は起こせます。

 

呼吸が深くなることもあります。

 

身体が軽く感じることもあります。

 

しかし、その人の生き方まで無理に変えることはできません。

 

毎日無理を続ければ、また身体は緊張していきます。

 

だからこそ整体は施術だけでは完成しません。

 

身体が何を伝えようとしているのか。

 

自分は何を我慢しているのか。

 

何を背負い込み過ぎているのか。

 

そうしたことに気づくことも大切だと私は考えています。

 

 

痛みは敵ではない

腰痛があると、どうしても痛みを消すことだけを考えてしまいます。

 

ですが整体では、痛みを敵とは考えません。

 

身体は言葉を話せません。

 

その代わりに、

  • 痛み
  • だるさ
  • 重さ
  • 違和感

という形で身体の状態を教えてくれます。

 

もし腰が痛いのであれば、

腰を悪者にするのではなく、

「身体は何を伝えようとしているのだろう」

 

そんな視点で自分自身を見つめてみるのも良いかもしれません。

 

 

まとめ

腰痛には様々な原因があります。

 

身体の使い方が関係することもあれば、長年の緊張や心の疲れが影響しているように感じることもあります。

 

整体では腰だけを見るのではなく、その人全体を観ます。

 

身体の形だけでなく、呼吸や氣の流れ、そして生きる勢いまで含めて観ていくのです。

 

腰痛は決して悪いものではありません。

 

身体からの大切なメッセージとして受け取った時、今までとは違う景色が見えてくることがあります。

 

 

 

◆あわせて読んでほしい整体ブログ

整体は「裡(うち)」をみるということ

風邪と整体