輸気(ゆき)について

 

誰でもお腹が痛いときには自然と手をあてますし、

 

頭をぶつければ痛いところに自然と手がいきます。

 

犬や猫でも怪我をすれば患部をなめます。

 

これは本能のひとつで異常個所に気を集注(集中)することにより

 

回復力を高めようとしているのです。即ちそれが輸気です。

 

整体では何をするのにも気を集注して積極的に悪い場所に輸気を

 

します。

 

輸気をする場合は無心になります。

 

何も考えずにただ手をあてるだけです。

 

良くなれと考えて輸気すればよけいな期待や心配を輸気している

 

ことになり、逆に毒を注いでいるようなものです。

 

緊張した悪い箇所に何も考えずポカーンとした心で手を当てるのみ。

 

緊張が弛めばそれでよし。

 

指に力をいれてゴリゴリとほぐすような事は整体ではほとんど

 

行ないません。

 

自分でもどこか気になるところがあったり、冷えていると感じる

 

部分には積極的に手をあててみてください。

 

 

合掌行気法 (がっしょうぎょきほう)

 

輸気は整体を行なう上で必要な力です。

 

輸気が無い場合は棒で物を押すのと同様な行為となり、

 

お互いの感応が得られなくなります。

 

感応があるからこそ強い反射が起こり体は治ろうとします。

 

そして鍛錬すれば気を感じる事ができます。

 

また、丹田に力が入るようになるので身体が温まり生命力も上がり

 

ます。

 

輸気の精度といいますか感覚を高める為に、

 

我々が普段行なっている合掌行気法という訓練法を紹介します。

 

金沢市 整体の前準備

 

まずは手を合わせ軽く上に伸ばします

 

そのまま自然に手を下ろしていき

 

自然に止まった位置が

 

自分にとって自然で楽な位置になります

金沢市 整体

 

合わせた手は一枚の紙が入るくらいの

 

気持ちで、微かに合わせます

 

そして腰はしっかり伸ばしたまま

 

身体の力は抜いて目をとじます

 

 

  そして手の平で呼吸をするつもりでゆっくりと細く長く

 

  腹式呼吸を約5分続けます。

 

  最初の呼吸時に「う~む」と力を入れて丹田に息をいれます。

 

  数秒息をこらえ、また手の平からゆっくりと息を吐きます。

 

  行気中は何も考えません。集注できれば手が汗ばみ普段とは

 

  違う感覚が得られます。

 

  熟練した上級者になれば手だけがプカプカと宙に浮いている

 

  ような感覚にもなります。

 

  終える時は「う~む」と丹田に息をいれ、

 

  ゆっくり息を吐きながら手を下ろし、目をあけます。

 

 

  操法を受けられた全ての方にこの合掌行気はして頂きたいと

 

  思っています。ご希望の方には直接ご指導します。

 

 

 

金沢市、小松市、整体は「ほしみぐさ」まで