· 

初心に返る整体の心:「剛情」が上達を妨げる理由とは?

剛情

素直さが学びの扉を開く――整体にも通じる「剛情」とは?

 

初心者の頃というのは、無垢で純粋で、心が真っ白な状態です。

 

知識や経験がないぶん、何でも疑いなく一生懸命に取り組める。それこそが、人が最も素直に学べるときです。

 

ところが、ある程度経験を重ねると、必要以上の知識や情報も入ってきます。

 

本来なら上達の助けとなるはずの経験が、かえって障害となってしまう――そんなことが整体の現場でも見受けられます。

 

学んでいるはずなのに、かえって混乱する。良いものと悪いもの、真似るべきことと避けるべきことの判断がつかなくなる。

 

なぜなら、自分自身が築いてきた“型”が、柔軟さを失わせてしまうからです。

 

 

整体の世界では「素直な身体」と「素直な心」が何より大切です。

 

けれども、知識やこだわりが積み重なると、人はだんだん“剛情”になります。

 

剛情とは、自分の考えに固執し、人の話に耳を貸さなくなる心の状態です。

 

どんなに良い意見があっても、それが自分の枠外にあると受け入れられない。変わりたいと思っていても、その剛情が強ければ強いほど、変わることができなくなる。まさに悪循環です。

 

 

これは整体を学ぶ側だけでなく、施術を受ける側にもいえることかもしれません。

 

「こうでなければならない」「自分はこういうタイプだから」という思い込みが、自らの変化の可能性を狭めてしまうのです。

 

生きているかぎり、私たちは常に変化し続けます。

 

ならば、意思はしっかりと持ちつつも、心はしなやかに、穏やかに。

 

楽に、ゆっくりと、深く呼吸をする。そんな小さな変化が、世界の見え方を変えていくのです。

 

 

◆整体的関連ブログ

私が医療を嫌いになり整体師になった理由|金沢市 自然流整体 ほしみぐさの原点

効く感覚