整体操法は一度や二度の整体で症状の改善をはかるのではありません。
現時点での1番の主訴(特に気になる事・改善したい事)は何なのか。
主訴が何年前からあるのか。
そんなことでも来院の回数は変わってきます。
私の経験でとりあえず平均的な目安となる回数を記しておきます。
あくまでも目安なので大きく前後することもあります。
主訴が発症したばかりならば、急性扱いになるのでまずは病院に行って診察を受けて下さい。その後良くならないようならば整体を受けに来て下さい。その場合での回数はとりあえず5回です。これで少しでも良くなる感覚があれば整体を続けてみましょう。
主訴が発生して半年~1年ならば最低回数10回を目途にして下さい。
身体が変化してくるのが10回前後なのでこれで全くよくならないようならば整体では良くなる可能性はありません
主訴が発生して2年以上ならば2年なら20回から、3年なら30回から、5年~10年ならば50回からを目安にしてください。
回数が多いなと思われるかもしれませんがこれくらいはしないとこの先よくなる可能性を捨てる事にもなります。
調子が悪くなってから期間が長ければ長いほど整体を受ける回数も多くなります。
調子が悪くなる過程は大きく書くと
発症期 → 発展期 → 停滞期 → 回復期になります。
発症期は初めて具合が悪くなった時です。
発展期はさらに具合が強くなったり、他にも調子の悪いところが現れることです。
停滞はそれ以上悪くならない状態、今以上悪くなりようがない状態の事で痛みなどが増していない事にもなります。調子が悪くなっているのならばまだ発展期だと判断できます。
回復期は徐々に良くなる場合と急によくなる場合があります。
整体は本人の自己治癒力を正常に働かせるために行いますが、本人の力が弱い場合はこちらが想定した回数ではよくならない場合も十分考えられます。