整体では呼吸を大切にします。
色々な呼吸の仕方がありますので、紹介していきます。
落ち着きたい場合やストレスで胃が痛む場合に行なうと効果的です。
合掌行気や活元運動をする前にも行ないます。
この呼吸法は「邪気の吐出」といいます。
両手の指先を肋骨下のみぞおち(鳩尾)に
当てます。
そのまま鼻で息を吸います。
指先は少し斜め上にしてお腹の中を
向くようします。
息を吸ったら、
ゆっくりと口から息を吐きながら
体を前に倒していきます。
指先は軽くお腹に差し込んでいきます。
体を倒すときは背中を丸めるのではなく
腰から曲がるように気をつけます。
そのまま倒していくと頭が床に
つきますが、頭ではなく顎がつく様な
姿勢にします。
息を吐き切ったら最初の姿勢に戻ります。
あくびが出るまで何回かくりかえします。
1回目であくびがでれば1回で終了です。
みぞおちは整体では精神と関係する場所で常に弛んでいる必要が
ある場所なので、イライラする人、胃が痛くて胃薬を飲んでいるような人には非常に効果的な呼吸法になります。
卵巣の調子がよくない、生理痛、生理不順等。冷えを感じる。
通常は生理4日目・終了後に行ないます。
この呼吸法は「卵巣行気法」といいます。
両手を軽く恥骨の斜め上に置き
卵巣の感覚を感じます。
手の位置で数分間呼吸をするつもりで輸気をします。
感覚に慣れてきたらこの様に
脚を曲げて脚の位置や足首の角度を
調節してさらに感度を高めます。
女性には合掌行気法と合わせて必ずして頂きたい行気法です。
操法を受けた方でこれらのやり方がわからないようならば
直接ご説明しますのでお気軽にお聞きください。
金沢市整体ほしみぐさ 院長