「健康法とか、治療法とかが要るつもりになっているのは、知識に酔って生の感覚が鈍くなっているからだ。」
毎日テレビでは健康番組があり、昨日も血栓についてしておりました。
血栓は心筋梗塞や脳梗塞に関係しますが、血栓(けっせん)とは、
血管内の血液が何らかの原因で塊を形成することです。
血栓に対しての薬というのは、市販薬では販売されておらず、医者が処方できる薬だけで対処できます。
それだったら、普段から病院にいって治療しないと世の中の人全員が
血管がつまって死んでしまうんではないかということになってしまいますが、実際はそうではありません。
番組では血栓を溶かす方法として毎日30分の有酸素運動が有効だと言っていました。
有酸素運動をすることによって「t-PA」という血管内側の細胞から作られる物質の働きがよくなり血栓を溶かしてしまうというものです。
さてこの「t-PA」という物質。私たちは見ることもできなければ、感じることさえできません。いったいどんな形をしているのかさえ解りません。顕微鏡の世界です。
犬や猫、賢いといわれる猿やイルカだってそんなものは知らなくても生きていけます。
生きる事は考えて生きなくても勝手自然に生きていけるのです。
「t-PA」という物質だって元々人の身体の中に備わっている自然なものであるので、普通に身体を動かして栄養過剰さえなければ、大体は健康という事を考えなくても十分生を全うできるのです。
整体では全生ともいいます。
足りないモノばかりを補おうとする人。
そんな足りないモノよりも過剰なモノを抑えて、足りないコトに努めるといった生活にすればなにも知識なんていりません。
他の生き物のように身体で生きていくようにすれば薬になんて頼らなくても自然に生きていけます。
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